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竣工間際の目黒区Y様邸

ブログ 2009年08月22日

東京目黒の工務店、江中建設です。
さて、先日に引き続き竣工間際の物件のご紹介をさせていただきます。
今回の写真は目黒区で竣工間際のRC造のY様邸の様子です。
3階
こちらは3階で目の前に見えるはしごは屋上に上るためのものです。やはり上層階は光に満ちあふれています。
続いて2階を見てみますと
2階
これまた、大変明るい空間になっております。この現場はまだ仮設足場が設置されている状態で養生ネットもかぶせてある状態なので、幾分か暗くなっているのですが、これでもこの明るさ!これは斜線制限にかかり斜壁(斜めになっている壁)を作らなくてはならないところを逆手に取り、トップライトを設置したことから光が上から降り注ぐような形となったからです。よく、壁の上部に横に細長い窓、ハイサイドライトと呼びますが、を設置しているお住まいがあります。これはプライバシーを保ちつつ、直接的ではなく間接的な光を採り入れ、お部屋全体を優しい光で包み込もうという狙いなのですが、こちらのお住まいもトップライトから差し込んだ光が斜壁を走り優しい光となって2階を包み込んでいます。
また斜壁をうまく利用したところと言えば、3階のトイレも挙げられます。
トイレ
ちょっとわかりにくいかもしれませんが便器の背面は斜壁となっており高さが十分に取れていません。しかしそこはちょうど座り込む場所なので、そこの空間にうまく便器をはめ込みました。こうすることによって空間を有効活用すると共に、窓を設けたことでやはり明るい空間となっております。
そして地下室をご覧頂くと、
地下室
このように地下ですら、明るさが幾分漂っています。こちらは中庭を設け、吹き抜けのように上下階全てに通しているので、やはり上部からの明かりが降り注ぎ、柔らかな光を感じることが出来るようになっております。まだ仮設足場が設置されている状態でこの明るさとは、すごいことだと思います。
やはりプランの工夫によって、土地の形状をデメリットからメリットに替えることが出来るのですから、プランは大事ですね。
こうやって光が壁とか天井を走る作りは、面の平滑さが普通の家以上に求められるので、仕上げも今まで以上に慎重にやらねばなりません。
竣工間際なので、このあとお施主様へのお引渡しまで気を引き締めて残りの工事を進めていきたいと思います。そして、出来上がった時に良かった!とおっしゃって頂けるように、これからも頑張って仕上げて参りたいと思います。