東京目黒の工務店、江中建設です。
さて、昨日、港区のお家の上棟式を開いていただきました。こちらの建築家は佐藤宏尚建築デザイン事務所の佐藤先生(http://www.synapse-net.jp/)です。
こちらのお家は、お盆前の8/10に上棟したのですが、お休みの関係等もございまして、昨日上棟式を開催することになりました。上棟当日はこんな感じでした。
よくお施主様に言われることですが、基礎の段階の頃は敷地が広がって見えず、いささか不安になるとか。確かに比較して見ることが出来るのは周りの家であったり風景であったりするので、どうしても小さく見えるんでしょうね。
それが実際に上棟されると、今度は「おお!こんなに大きかったんだ」と思われるようです。昨日、お施主様が棟が上がった家の中に入るのは多分初めてで、それこそ目をキラキラ輝かせて、1階から2階へ、そして2階から3階へと上って行かれる姿は、とても嬉しいものでした。
そして下に降りて、建物の四方をお塩とお米とお酒でお清めして、建物の無事とお集まりいただいた方々の弥栄えをお祈り致しました。
ここで式は無事終わり、そして職人さん達のために一席を設けていただき、近くのとても海鮮物の美味しい居酒屋さんに移りました。
ここでお施主様ともいろいろとお話しさせていただいたのですが、いろいろなジャンルのお話しが出来て、移ろう時間も忘れる程でした。そしてご挨拶のお言葉として、うろ覚えではございますが、こういった趣旨のお言葉を頂戴しました。
「こうやって初めて家を作ることになったのですが、佐藤先生の設計の過程を見ていると本当にいろいろなことを考えていらして。何かを移動させるにしても、絡む色々な場所があり、そういったことを総合的に勘案して描いているのが本当にすごいです。そして家づくりが始まっても膨大な工程、作業があり、本当に大変なんだなあと思いました。そしてこうやって自分たちの家が出来上がっていくのが本当に楽しいです。」
大変ありがたいお言葉で、関係者一同より一層のやる気を感じたことと思います。
その後締めと言うことで、木遣りを鳶さんにやってもらいました。
誰かがおっしゃっていたのですが、家づくりは人づくりでもあると。自分が思うには、更に人と人の繋がりづくりでもあるんだなあと。お施主様の想いから始まり、その想いが建築家に伝わり、図面となり、我々施工側に伝わり、家となる。こういったご縁、お気持ち、お心遣いにしっかりとお応えできる家づくりにこれからも邁進していかなければならないと、一同意を新たにした上棟式でした。
今後ともどうぞよろしくお願いします。