設計事務所
●現場監督のひとこと
こちらの現場は丘の上にありまして、ちょうど崖の上にせりだしたバルコニーからの眺めが良く印象的です。こういった立地の条件を最大限に活かすために建築家の方は変形の建物として設計されました。そのため形状が鈍矩(なまがね)が多く、すなわち直角でない箇所が多かったため、基礎工事のときには遣方から正確な墨出しと確認に気を配りました。崖から迫り出した箇所の施工においてしっかりとした基礎となるよう、もっとも気を配りました。また土地の形状に合わせた変形の建物のため、屋根も複雑になり、何枚も施工図を書きながら取り合いの確認をいたしました。またリビングの中央の柱に革の紐をみんなで巻き付けたのも、良い想い出となりました。