設計事務所
●現場監督のひとこと
家づくりは、建てるお施主様はもちろんのこと、建築家・施工者も含めて納得をした上で進めていくことが大事です。それゆえ三者相互間での意思疎通は非常に重要です。お互いのやりとりの上で齟齬がないように、細かいものに至るまでサンプルを用意するなど、細心の注意を払いました。また、この家は内壁の仕上げが大部分板張りでした。それはつまり板の継ぎ目の位置によって、見栄えが変わってくるということです。そのため、板の割付図を作成し承認をとり、お互いの合意を形成した上で施工に移りました。このようなことを通して家づくりに取り組んでいった結果、お引き渡しの際にはお施主様に大変喜んでいただくことが出来ました。そんなお施主様の表情を見て、それまでの苦労が報われたような気分になったものです。