東京目黒の工務店、江中建設です。
さて、先日2017年度のグッドデザイン賞が発表されましたが、弊社で施工させて頂いたNew York Corner 161に関して、こちらを設計された株式会社キー・オペレーションと、お施主様の合同会社一鶴プランニングが受賞されました!
こちらの審査委員の評価として以下のように書かれていました。
「呑川駒沢支流緑道に面する敷地に建つ商業施設と集合住宅のコンプレックス。エスカレーターを持たない中層以上の建築は、1階以外はエレベータのみでアクセスすることになりがちで、それ故に街との接点が失われてしまう。ここでは、通常なら避難時のみに使用する階段やバルコニーを立体的な路地と見立て、積極的に商業施設の客用の導線として使用。緑道を建物内部に引き込み、また、建物内部の立体路地を緑道に開くことで、街と建物の相互を活性化させるという部分が素晴らしい。」
受賞そのものも嬉しいのですが、「町と建物の相互を活性化させるという部分が素晴らしい」という文言が一番嬉しく感じました。この言葉こそがお施主様と建築家の方がずっとおっしゃっていた言葉だったのです。その想いがデザインとして伝わって評価されたことが嬉しかったのです。
デザインとは見てくれだけで無く、使われ方、そこでの在り方、存在感など総合的なものであり、言ってみれば「想い」であり「方向付け」であるんだなと改めて思った次第です。
受賞、おめでとうございます!