東京目黒の工務店、江中建設です。
さて先週末、お引き渡しをしてから10周年を記念して、施主様が建築家と弊社の関係者をお招き頂き、記念同窓会を開いてくださいました。
こちらのお家の建築家は光風舎の吉原先生・宮本先生(http://www.koufusha.com/)です。
新築当初の姿はこちら(https://www.enaka.co.jp/gallery-15)をご覧下さい。
なかなかこのような機会は無いだけに、参加させていただく方もワクワクして伺いました。
チャイムを鳴らし、玄関を入ると、早速懐かしい箇所。
雰囲気良く使って頂いているなあと思い、嬉しくなります。当初はこんな感じでした。
2階に上がると、方形の屋根が表しとなっている、リビングダイニングへ。竣工当初は木材も白っぽい感じでしたが、
今は木材も良い具合に色づき、いわゆる味がある感じになっていました。(夜の写真なので、より色が強調されている部分もありますが)
こちらのお家は壁が珪藻土ですが、キッチンの壁に草を施工時に埋め込んだところ、数ヶ月後の引渡しの時でも青いままでした。
それが今ではさすがに色は変わっていましたが、そのまま残っていたのも感慨深かったです。
竣工3年後にもこのような集まりがあり、その時と同じルールで、参加者はみんな何かおつまみを持参すること。今回もみんながそれぞれ工夫したものを持ち寄り、随分とちゃぶ台の上が賑やかな感じになりました。
(お品書きを書いてくださるお施主様。壁面に黒板塗料を塗ったので、このようなことが出来ます。それにしても、いい雰囲気です。)
(この家のネコさんもしっかり参加してくれました。もう一匹います(#^.^#))
午後6時くらいからの開始でしたが、ゆったりと時が流れていく至福の時でした。話も建設中の話であったり、近況の話であったり、ネコちゃんのお話であったり。お施主様が建築中のことをよく覚えていらっしゃったのはビックリもしましたし、また家を建てるということの思いの深さも感じました。
例えば、このお家のデザインの重要な箇所にもなっている、方形の屋根。屋根組をする時、鉄骨や材木の角度がピッタリ合わないと嵌まらないので、大変ヒヤヒヤしながら作業日当時を迎えたと話す弊社の監督。作業当初大工さんから「角度が合っていないから入らない」と言われ肝を冷やし、鉄骨業者に連絡している時に同じく大工さんから「やっぱり入ったよ」と言われ、ホッとしたと。
そうするとお施主様も、「当日の天気は雨交じりだった」と言われ、「最後の方は棟梁も屋根組の上の方によじ登って調整しながら、貼っていましたよね。」なんて合いの手を入れていただいたり。
他にも自主施工でやっていただいた壁の珪藻土塗りの話とか、メンテナンスの在り方とか色々話も尽きずにお話ししていたら、午後11時30分を過ぎる時間に。名残を惜しみながら散会となりました。また10年後の20周年同窓会を約して。
(右が10年前にみんなでサインした瓶。左がこれから10年寝かせる予定の瓶。この後、みんなでまたサインしました。)
このように建物に愛着を持って頂き、10年経ってこのような会を催していただき、お施主様には本当に感謝感激です。これからも末永くお付き合いの程、お願い致します。