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大工育成塾 新塾生現場で奮闘

ブログ 2009年04月10日

東京目黒の工務店、江中建設です。
さて、先週入塾式を無事終えて、新しい塾生さんであるKくんが弊社の現場にやってきました。
そしてやっと1週間が経過しました。彼に「どうだ?」と話を聞いたところ、「まだ何も出来ることが無いので、手持ちぶさたになってしまっています」との答え。
更に、「親方からはみんながやっていることをしっかりと見て、目で覚えなさいと言われているんです。」とのこと。確かに今できることと言ったら、掃除くらいですからね。
おそうじ
でもその掃除を一生懸命にやっているその姿にまずは一安心といったところです。
そんなことをお昼をみんなで食べているときにも話したら、親方が「じゃあ、あの角材を切ってみるか?」と一言。
K君はとても喜び「是非、切らしてください!」と即座に返事。ただ、その角材はとても堅く、また20cm角くらいの大きなもの。とても体力がいる作業です。
喜び勇んで取り組んでみるものの、片手だけでやっているせいもあり、途中でバテ気味。するとそれを見ていた親方が「こういったのは、ここまできたら両手を使って切るんだぞ。」と言ってお手本を見せます。
すぐに試してみるK君。
のこびき
なかなか様になるものです。そして切り上がった物の断面を見てみると、結構しっかりとまっすぐ切れていました。やるなあ、K君。そのままその角材を、自分で墨を打って、何回も切っていました。かなり汗も出て疲れた様子でしたが、こうやって一つずつ技術を覚え、また教えられ、大工さんに近付くんですね。これからが楽しみです。
もちろん育成塾を無事終了して、弊社の社員大工で頑張ってくれているT君こと立岩君も、一生懸命現場に取り組んでくれています。
こんな気持ちのいい若い大工さんが集まり始めており、弊社はとても幸せだなあと、二人の笑顔を見ながら思いました。