東京目黒の工務店、江中建設です。
さて今日も気持ちの良い晴れ間が広がりましたが、先週の土曜日に青く澄み渡る気持ちの良い青空が広がっている中、板橋区大和町にて地鎮祭を執り行いました。
上の写真が祭壇ですが、その右下に砂山があり頂部に草葉があるのがわかるでしょうか?
こんな感じの部分です。
地鎮祭を超訳でご説明しますと(間違っていたら申し訳ございません)、まず廻りを清めご馳走を用意し、八百万の神をこの場所にお呼びし(神主様がオーッと声をあげます)神様に飲み食いをしていただきながら工事を始め、そしてよろしくお願いしますとお祈りして、神様にお帰り頂く(もう一回神主様がオーッと声をあげます)儀式です。
大体の事は神主様が行われます。これは四方をお清めしているところです。
ただ、お施主様や設計の方や我々施工側の出番もございます。それが「うがち初めの儀」と「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」です。
「うがち初め」とは初めてその土地に手を入れるという意味で、まずは鎌入れで頂部にある草木を「エイエイエイ」と3回かけ声をかえて、取ります。この時はこちらのお家の設計者であり監理者である建築家の方に行って頂きました。(それぞれ他の方の場合もあります)
その後、「鍬(くわ)入れ」ということで今度は鍬を使って3回かけ声をかけ、砂山を崩します。この時はお施主様ご家族の皆様で行って頂きました。
そして最後に「鋤(すき)入れ」ということで、鋤を使い崩した砂山をならします。この時は施工者サイドで行いました。
こうやって工事の始まりを意味する事を行い、その後玉串奉奠で玉串をお供えして神様に2礼2拍手1礼の作法でお祈りを捧げるのです。
つまり工事を始める前の神様を迎え入れる準備を神主様にしていただき、関係者達で工事を始め神様にお祈りをし、そして神主様に締めて頂き神様に戻ってもらうといった儀式なのです。
写真でも登場していただきましたが、お施主様ご家族皆様にご参加頂き、和やかな雰囲気の元で地鎮祭を執り行う事が出来ました。
こちらのお施主様がおっしゃるには「こだわらなかった所がないという位こだわった家」という、施工者側から見れば身震いのするような内容のお家です。ご期待に応えられるべく工事関係者一同努力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願いします。