東京目黒の工務店、江中建設です。
さて、先週になりますが、台東区のお寺の客殿が無事竣工し、お引き渡しさせて頂きました。こちらの建物の建築家は廣田悟建築設計事務所の廣田先生(http://www.hirotaa.net/index.html)です。
もともとあった庫裏を建て替えるということから始まったこの計画ですが、プランを進めていく中で、庫裏と客殿を2つの建物として別々に作る方が合理的との判断から、客殿は客殿、庫裏は庫裏として建築することになりました。
特に客殿は所謂パブリックスペースのため、早めに竣工し、檀家の皆様を始め多くの方々に早く使って頂けるように致しました。
お寺は今でこそ少々敷居が高く感じられることもあるかと思いますが、もともとの機能は町や村のコミュニティの場でした。昔話によくお寺や和尚さんが出てくるのもそのためです。
今回の工事に先駆けてご本堂の控え室も改装させて頂いたのですが、改装して以来檀家さんたちが一度入ると、長居されるようになったと伺いました。大変嬉しいお話です。お寺本来の使われ方だと思いました。
今回竣工したこの客殿が、ますます多くの人にとって集まりの場、触れ合いの場となることを心より祈念申し上げます。
下記に内部の写真を掲載させて頂きます。(こちらの写真を撮影されたのも廣田先生になります)
この後、引き続き庫裏、山門等の工事を進めて参ります。関係される皆様にご満足いただけるような建物となるよう、引き続き努力して参ります。今後とも宜しくお願いします。