東京目黒の工務店、江中建設です。
さて先日、祭日ではございましたが、無事鉄骨現場の上棟をさせていただきました。
現場はどこもそうなのですが、実際に作業を行っている時も勿論大事ですが、それ以前の準備をいかにしっかりしているかが、成否の鍵を握ります。いわゆる「段取り八分」というものです。
今回のこの建方でも、基礎のアンカーにベースプレートがしっかりとはまるか、鉄骨の寸法は大丈夫かといったような製作の話しから始まり、トラックの搬入経路、クレーンの作業手順といった当日の動きの話しや、はたまた上棟後のお食事を置く場所といったことまでいろいろと事前に考えてみました。特に今回はスキップフロアがたくさんあり、床のレベル(高さ)もいろいろとあったので、何度確認しても不安が拭えるということはなかったので、当日無事にどんどん鉄骨が組み上がっていく姿を見ていて、嬉しいと言うよりはホッと胸をなで下ろすといった感じでした。
そうやって無事上棟した後、お施主様もおいでになり、たくさんのお料理を振る舞っていただきました。お料理は全て美味しかったのですが、その中でも特に美味しかったのが、お施主様特製のビーフシチュー!
圧力鍋に入れたまま現場までお持ちいただき、温かいままでご馳走してくださいました。味わい豊かなスープと味の染み込んだお肉やお野菜のハーモニーが素晴らしく、ご厚意に甘えておかわりする人が続出したほどです。
でも、一番嬉しかったのは、お施主様がお子様に語りかけるようにこの骨組みに対する信頼感を語りかけていらっしゃったのを耳にした時です。やはりそれだけの想いを持って家を作られているわけで、その想いに工事に携わる我々としては、何としても応えなければならないと、意を新たにした次第です。
家はいろいろとありますが、どの家にもそのご家族の想いがたくさんこもっていますね。そういったことに関わらせていただける喜びを胸に、今後の仕事にも取り組んで参りたいと思います。