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あれ?ここは何階でしたっけ・・・

ブログ 2010年05月09日

東京目黒の工務店、江中建設です。
さて、今回は3月にお引き渡しさせて頂いた目黒区のお家をご紹介させて頂きます。
こちらのお家は敷地のスペースを、大変有効的に使えるように設計された建物です。こちらのお家の設計は松本直子建築設計事務所の松本先生です。
外から見るとこのような外観で3層構造に見えますが、
外観
実際にはスキップフロアになっているので、何層にもわかれています。
スキップフロア
上の写真だけで3層分が写っているのがわかるでしょうか?
一番上は廊下から個室に繋がるフロア。
廊下1
真ん中(手前)がリビング。
リビング
下がキッチンと、
キッチン
ダイニングになっています。
ダイニング
こんな風に1枚の写真に収まるような場所も、実は数多くのスペースが存在しているのです。まさに空間を立体的に使った、文字通り有効活用されているプランですね。上から覗くとこんな感じになっているんです。
見下ろし
この他にも屋上あり、寝室あり、浴室ありとフロア構成は複雑になっており、さらに地下室では楽器演奏を楽しめるようにまでなっています。
音楽室
これだけ複雑なフロア構成となっているため、つい「今、自分は何階にいるんだろう・・・??」とわからなくなってしまうこともありました。
作る側からすれば、箇所毎にレベル(高さ)が違うので、一つ一つ寸法を出す必要があったり、納まりが複雑になったりで、監督も大工さんも多くの協力業者さんたちも大変苦労いたしましたが、出来上がりを見たお施主様の華やかな顔を見て、そんな苦労も吹き飛ぶほどでした。
都内では限られた広さとなっている敷地がどうしても多いですが、このように知恵を出せばいろいろと活用方法はあるんだなあと改めて思った次第です。これからもこういった挑戦のしがいのある建物に取り組ませて頂き、一人でも多くのお施主様のご満足された笑顔を見ることが出来るよう、一生懸命精進していきたいと思います。